理事長あいさつ of LOFF

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まずは写真を通じて社会に貢献

理事長 北島茂



・NPO家族の愛ぬくもり基金の目的は「概要と目的」のページに、定款から転載しているのでご覧ください。
・では、この目的を具体的にどのように実現していくのか、NPO設立の経緯から当面の活動目標について以下簡単にご説明いたします。

写真館業界の課題から発想が生まれました


・始まりは、株式会社プロメディアが主催する写真館向けの展示会&セミナー「スタジオ写真フェア」でした。2004年に第1回のスタジオ写真フェアが開催され、回を重ねる過程で、退潮する写真館業界をいかに再活性化させるかが共通のテーマになってきました。そのなかで、写真館が撮影を通じて社会貢献することができれば、地域社会の消費者からの信頼を得ることにつながり、ひいては業界の発展に結びつくのではないかとの発想が生まれました。

・写真館は、誕生記念、お宮参り、七五三、卒業入学、成人式、結婚式、葬儀など人生の折節となる家族の行事の撮影に携わっています。これらさまざまな機会に撮影された家族写真売上の一部を基金としてプールし、家族に恵まれない子供たちを支援する活動を行おう、これがスタートになったのです。

家族写真1枚につき100円を献金する仕組み


・写真館業界の各方面から意見を聞きながら、2008年末に東京都の認証を受け「特定非営利活動法人 家族の愛ぬくもり基金」が正式に誕生しました。
・そして、家族の愛ぬくもり基金活動に参加する写真館は、スタジオで撮影した家族写真1枚について100円を基金に献金する仕組みとしました。

・2009年から現在まで遅々とした歩みですが、上記の趣旨を「スタジオ写真フェア」や後に規模拡大した「PHOTONEXT」フェアへの来場者に対して広報したり、また全国の写真館の団体である協同組合日本写真館協会の会員に向けて案内をするなど啓蒙活動を積み重ねながら、趣旨に賛同して基金への献金活動に参加する写真館を募っています。


子供たちの思い出に残る写真を撮ろう


・いっぽうで、こうして集まった基金を原資として、家族に恵まれない子供たちの支援活動を展開するのが大きな目的となります。具体的に、どんな活動ができるでしょうか。
・写真館は、記念写真を撮影して地域の人たちの役に立ち、生計を立てているのですから、その本業の撮影という力を生かして還元できる貢献活動にまずは取り組んでいきます。たとえば児童養護施設の子供たちの入学記念写真や七五三記念写真など子供時代の大切な想い出となる写真を撮影することから着手いたします。

全国の写真館の皆さまへお願い


・以上のような経過をたどって動き出しましたが、献金活動に参加する写真館は現在全国で約150軒と、充実した活動を行うにはもっと多くの写真館の参加が必要となっています。
・また、支援活動については、来年の4月をめどに児童養護施設での入学記念写真撮影を実施すべく準備を進めています。
・どうぞ、全国の写真館の皆さま「家族の愛ぬくもり基金」の趣旨に理解と賛同をいただき、献金活動と支援活動へ積極的にご参加いただきますようお願いします。